高速道路大和川線の工事が急ピッチで進められています。工事中の騒音振動や通行車両の危険が一杯ですが、開通後の公害問題が心配の種になっています。
同じ阪神高速の淀川左岸線では、住民の粘り強い運動によって排ガス中のNO2(二酸化窒素)を90%除去する脱硝装置が付けられましたが、大和川線では計画されていません。排気塔は5箇所(南島、遠里小野、浅香、今池、天美)造られます。
都市幹線道路沿いの小児気管支喘息の発生率は、田園部と比べると数倍という結果が出ています。
堺市議会では、日本共産党の栗駒栄一議員が3月1日の産業環境委員会で質問し、「1基の設置に10〜20億円必要。阪神高速に要望する」との答弁がありました。
(以上、『さかい北区民報』No.25 より。以下続報)
高速道路公害から子供たちを守るため、脱硝装置の設置を求める住民グループが署名運動を始めました。